出産〜帝王切開
とうとう、その時がやってきた!
夜。。
今まで感じたことのない痛みが!!
急いでナースコールし分娩室へ向かう。
ところがまだ産める状態ではなかった。
ベッドの上で待つ。
今度は痛みと戦いながらなので、すごく長く感じる
緊急で運ばれてきた妊婦さんを対応している為、一人で待つ。
それが更に心細い。
その日はベテラン1人と新人1人だった為、あきらかに人員?が足りてない気がした。
しかし、次々と妊婦さんがやってくる。
そして、次々に産声が聞こえてくる。
何度もこの日の為にシュミレーションした。
だが、そんな余裕はなかった。
気がつくと夜が明け日勤の看護師さん達がやってくる。
私の身体はまだ準備できていない。
だが、私の衰弱具合と破水してからの時間などを考慮した先生は帝王切開に踏み切った。
看護師さんは(ここまで良く頑張ったね。もうすぐ楽になるよ)と言ってくれた。
手術室へ移動する。
その間も痛みと戦う。
背中に麻酔をされる。
本来、痛いのだろうか?
陣痛のおかげか全く痛みはなく麻酔はくすぐったかった。
手術が進んでいき産声が聞こえる。
テレビで見るような赤ちゃんをマジマジと見て感動したかったのだが、私にそんな余裕はなかった。
眼鏡を外し姿はぼやけているし、目眩と吐き気に襲われ気を失った。
読んでいただきありがとうございます。